*プロフィール* minase369
徒然日記
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【レプリカの夢10】
2009年05月25日(月)
拍手ありがとうございます。patipati頂けると元気が出ますv
ホームセンターの園芸コーナーに見慣れない花の鉢があって、ふらふらっと近寄ったらとても良い香りがしました。ラベルを見たら「くちなし」。へえ!これがくちなしかあ!……と改めてしげしげ眺めたり香り嗅いだり(笑)。白い控えめな花が三輪ほど咲いていただけなのだけれど、何とも言えず甘い香りとつやつやの葉っぱが綺麗で離れられなくなりました。最初は実家に…と思ったんだけど、どうもあまり乗り気じゃないみたいだったので結局自分が買っちゃった(笑)。
鉢植えならベランダでも育てられるかなあ?…。受け皿が無かったのでとりあえず今は外に出してますが、夜に皿も買って来たので明日は室内に入れてみます。車で持ち帰る間もかなり香りが強くて車内が甘い香りでいっぱいになったので、夜に窓を閉め切っちゃうとちょっとどうかなあ…と思って躊躇ってます。わりと強い香りにストレス感じるタイプなんですよね(その割りに薔薇の香りは好きだけど(笑)。百合はちょっと頭痛くなるかなあ…)。
これ、まだ青い花芽がかなり付いているので、これから初夏に掛けて次々に咲いて目と鼻を楽しませてくれるだろうと思います。

【レプリカの夢10】
(ログのサイトアップに伴い、R18部分は日記から削除しました)

バトン
2009年05月22日(金)
【yeux de bleu】のみつきさんからバトンが回ってきました。でもこれ、バトン名わからないよ!(笑)。

*ルール
バトンを回したらその人に知らせる
☆5日以内に書くこと
☆5日以内に書かなければ×ゲームあり
☆回した人はその人がルールを守れているかチェックして下さい。

*名前は
亮水瀬

*バトンを回す5人の人を決めて
ごめんなさい、いきなりですがアンカーで(爆)。
なので以下は回してくださったみつきさんに対してお答えします。
  
*上記の人とはどんな事で知り合った?
サーチを辿ってサイトにお邪魔して、貪るように読みました。それから感想兼リンクのご報告メールを出して……お返事頂いて、メールの遣り取りを。後は何かよく覚えてないや(をい)。とにかく楽しかった事しか。

*5人のいいとこを書いてください
更新が早いこと。週二回、定期的に2本の連載こなすなんてとても真似できません…。しかもそれ以外にも、単発で企画SSや素敵絵にSS付けて、その上リレーもこなしちゃうんだもん。そしてほぼ毎日、日記に小ネタSSが!……日記毎日つけることすら出来ない私には、信じられないペースっす。
それから常に楽しく活動していて、周りの人間まで楽しく気持ちよくさせてくれる所が大好きです。絵茶等でご一緒してもその場の雰囲気を本当に明るく、しかもリラックスさせて下さる人だし。

*5人を色で例えると?
明るい空色、かな。
どうもサイトのイメージカラーが抜けない感じです。みつきさんちのハボの瞳の色なんですが(うちのハボだともう少し濃い青)。

*罰ゲームは何ですか?
『私を一言で例えてみて下さい』←みつきさんからのお題
勝手にアンカーになっちゃったので、期限内に答えてもアウトかもしれないなあ…(汗)。なので一応これも答えます(笑)。
『萌え友』
これ以外ないよね!?(笑)。これからもお互い欲望に忠実に、萌えを追求していきましょう! よろしくお願いしますv

バトンに答えるのが苦手で(やたら時間が掛かるので)、いつかから全部スルーしていたのですが…折角なのでちょこっとだけ。変則的な答えになってしまいましたが、これで良かったでしょうか?

蒸し暑い…
2009年05月21日(木)
*鋼/UNDER/ロイハボでGO! 更新 
『Stay My Blue52』水瀬分アップしました。と、とりあえず村の跡には付いたけど、まだ半分…orz。えええい、みつきさんにタッチだ!

拍手とコメントありがとうございますv 元気の元です! 今月はマメにレスできてるなあと自画自賛してみたり。いや、この状態で標準だってのはわかってるんですが(あんたとろすぎや…)。レスも楽しいですねv

【ちはやふる】末次由紀(講談社)
競技カルタの漫画です。前からちまちま雑誌で読んではいたんですが、今日思い切って1〜4を買ってきました。いつもいつも腐ってるわけじゃないので、たまには普通の漫画も買ってます。
無駄に目力のある絵だなあ! きらきらしてる!ってのが第一印象。キャラがみんなすんごく可愛いです! しかし切れ長の目の黒髪眼鏡男子とくせっ毛ぱっちり目睫毛バサバサ男子はどっちも目移りするなあ………いやしかし、私の一押しはやはり千早です! 黙って立ってれば(座ってても)誰が見ても美少女になったのに、中身が小学生の頃と変わんないよあの子!(笑)。そんでもって彼女にするならかなちゃんで正解だと思います。うん!(誰だ、私の事だから巨乳に目が眩んだろうとかぬかす奴!←) しかしクイーンも捨てがたい……変な子で(笑)。

【レプリカの夢9】
2009年05月18日(月)
*鋼/UNDER/ロイハボでGO! 更新 
『Stay My Blue51』みつきさん分、アップ済みです。お知らせが遅くなって申し訳ありません。

拍手とメッセージ、ありがとうございますvv 嬉しく拝見していますv うふふふふふv(←傍から見るとめっさ怪しい…)。
それにしても、新型インフルエンザ一気に増えましたね。人ごみに出るの怖いな…。
コミケみたいなすし詰めの状態の中に保菌者が一人でもいたら、もうそこから全国へ…? ぎゃー! しかも感染経路として『同人誌即売会』がニュースに!………い、いろんな意味で怖すぎます、この妄想(爆)。

【レプリカの夢9】
(ログのサイトアップに伴い、R18部分は日記から削除しました)

【レプリカの夢8】
2009年05月14日 (木)
拍手ぽちっとありがとうございますv コメントへのお返事をresページで致しました。
…こんなところで何ですが、拍手お礼のSSにがっつり(笑)裏シーンが入る場合には、きちんと空白のクッションが入れてあります。この日記と同じ感じです。怖くないよ!M花さん!(笑)←
でもコメント用のフォームは文章の下なのよね…。スクロールして文章を読まなくてもメッセージが入れられるように、下だけでなくSSの上の方にもボタン付ければいいのかしら? そうすればそのカプ話が苦手な人にも、気軽にお声を掛けて頂けるかなあ?と思ってみたり。今は鋼しか置いてないので、犬の人にはきっと鬱陶しいですよね。うーむ。次の入れ替えでは考えてみます。

それにしても肌寒いなあ。ここの5月は天気がいいと半袖でも汗ばむくらい暑いのに、雨模様だったり風が強かったりすると朝晩は暖房が欲しくなるほど寒くなります。出掛ける時の服装に迷う…。洗濯物をベランダに干すか室内に取り込むかも!(笑)。部屋にいる日は多少曇っていても雨が降りそうでも天気とにらめっこしてベランダに出せば、日が照って無くても風でかなり乾くんですけどね。室内干しは部屋が湿気るのと洗濯物の生乾きの臭いが気になって嫌いです。除菌タイプの柔軟材は使ってるんだけど、あまり香りの強いものだと今度は部屋干しているうちにその香りで頭痛がしてくるという罠が…orz。


【レプリカの夢8】(ロイハボ)

「たいさっ…!」
「ハボック?」
 熱で潤んだ空色の瞳に見下ろされて、ロイはくすりと笑った。言われてみればレプリカの錬成に夢中でもうずっとハボックとまともに肌を合わせていない。それなのにジャンとばかり抱き合っていたのでは、彼が拗ねるのも無理はなかった。
「抱いて欲しいのか?」
「…………ッ」
 熱に火照った頬が更にかあっと赤くなった。ハボックは真っ赤になったままぎこちなく頷く。
「真昼間の司令部だぞ? 執務室を挟んだ隣の部屋では、お前の同僚が今もデスクワークに勤しんでいる ─── この状況で私に抱かれたいと言うのか?」
「…そッス」
 普段の彼なら、ロイがどんなに甘く口説いてもきつく脅しても承知しないシチュエーションだった。だが今日のハボックは、キュッと目を瞑ってやけくそのように熱い身体をぐいぐい押し付けてくる。
「途中でやっぱり嫌だと言い出しても承知できんぞ? いいのか?」
「構わねえって、言ってンでしょっ!」
 泣きそうな顔で口を尖らせる部下が愛しくて、ロイはハボックの乾いた唇を啄ばんだ。そのまま金髪を引き寄せ、音を立てて何度も口付けを繰り返す。
「こんなに素直になるんなら、たまには熱を出したお前も悪くないな」
「アッ…!」
 くるりと体勢を入れ替えられ、狭い仮眠用のベッドに組み伏せられてハボックは喘いだ。胸に伸し掛かる男の重みに息を詰まらせながらも、泣きたいほどの安堵感に身を震わせて溜め息を吐く。
「寂しい思いをさせてすまなかったな」
「大佐ぁ…っ」
 舌足らずな声で自分を呼びながらしがみ付いてくる身体を一旦引き剥がし、男は邪魔な軍服を脱ぎ捨てる。離れていく温もりに不満げに手を伸ばしたハボックは、ロイの意図を察してぎこちなく服を脱ごうとした。だが熱に浮かされた指先はちっとも言う事を聞いてくれなくて、焦れた彼はもどかしげに上着を鷲掴んだ。
「ああ、貸してみろ」
 しわくちゃになった青い布地からハボックの指を引き剥がし、ロイはあっさり上着を脱がせてしまう。それからベルトを緩めてテイルスカートごとボトムを引き下ろした。
「………っ」
 ひやりとした素肌が直接重なる感触に、ハボックは潤んだ目でロイを見つめた。ロイの平熱は平均より少し少し低かったが、それでも二人抱き合えばいつもなら重なった肌がほわりと暖かくなるのに。今日のロイの身体はひどくひんやりとしていて、それがまた火照った肌に気持ち良かった。
「…熱いな。大丈夫か?」
 愛撫を施してもいないのにじりっとするほど熱い肌に、ロイは気遣わしげにハボックの額に手をやった。解熱剤の効果が出るまで最低30分は掛かる。この状態で抱けば相手に負担を掛けるのは目に見えていた。
「あんた、冷たくて気持ちいいッス」
 ハボックはうっとりと目を細めながら両手で掴んだロイの掌を熱い頬に押し当てた。

【レプリカの夢7】
2009年05月12日(火)
【レプリカの夢7】

「…あ。すんません」
「 ─── ハボック?」
 熱でぼうっとしたまま廊下を歩いていたハボックは、自分がぶつかった相手がロイだという事にすら気付けなかった。ただ回らない頭で、ぼうっと相手を見上げる。
「どうした? ふらふらじゃないか」
「…たいさ?」
 抱き留めた腕の熱っぽさにロイは顔を顰めた。力の入らないハボックは、今朝方の気まずさも忘れてぐったりと上官にもたれ掛かる。
「熱があるな。医務室へ ─── 」
「薬、もう貰ってきたッス。医務室のベッド全部塞がってるんで、仮眠室行こうかと思って…」
 はあ、と重い溜息を吐いたハボックの身体をひょいと抱き上げ、ロイは無言で歩き出した。
「…大佐?! ちょっ…下ろしてくださいよっ!」
 司令部の廊下で上官にお姫様抱っこされている状態に、ハボックは真っ赤になって抗議する。頬が熱のせい以上に赤い。視界の隅にぎょっとしてそそくさとその場を後にする人影を見止めて、居たたまれなくなる。だがロイは、そのまま平然と歩き続けた。
「うるさい。病人は黙って運ばれろ」 
「…………っ」
 まともに顔を上げられなくて、ハボックは俯いた。

 大部屋をつかつかと横切って奥の執務室に向かう上官に気付いて、ハボックは慌てて制止した。部屋中の視線が自分達に集中している事に気付いて増す増す肩身が狭くなる。
「あの…仮眠室、あっちっスよ?」
「あちらでは人の出入りがあって落ち着かんだろう? 私の仮眠室を貸してやる。病人なのだから遠慮するな」
「…大佐の?」
「そうだ。私は執務室でデスクワークしているから、お前は奥で休めばいい。早く治せ」
 そう言われれば返す言葉もなくて、彼はただロイの腕の中で頷くしかなかった。
 どさりと硬いベッドに下ろされ、瞬間視界がぐるぐる回って身動きできなくなる。医務室を出る前に飲んだ熱冷ましは、まだ効力を発揮していなかった。
「具合が悪かったなら、何故言わない? 朝から熱があったのか?」
「 ─── わかりません…。自分でも、気付いてなかったんで……」
 ジャンと目の前の男との情事が気に障って、それどころではなかった。
「全く……訓練中にひっくり返ったと聞いたぞ? あまり心配を掛けるな」
「すんません…」
 何だか今日はずっと謝ってばかりのような気がする。しょんぼりと肩を落として、ハボックは枕に頬を埋めた。
「ジャンが邪魔か?」
「!…そんな、事…っ」
 図星を指されてかあっと頭に血が上った。
「あれは人間じゃない。だから人のモラルも羞恥も持ち合わせてはいない ─── ただひたむきに、お前の私への想いをなぞってそれをストレートに行動に移しているだけだ。わかっているのだろう?」
「………はい。」
 頭でわかってはいても、気持ちがそれに付いていかないのだ。
「一週間だ、ハボック。それで研究にも目処がつく。もう少しだけ、ジャンに付き合ってやってくれ」
「 ─── ッ…」
 ロイに柔らかく諭され、ハボックは渋々頷きかけた。けれど子供っぽい意地や男としての矜持は、ロイへの恋情と寂しさに負けてあっという間に瓦解する。熱のせいでずっと腹の底に溜め込んできた不満が堰を気って溢れ出した。
「嫌ッス! もう、待てねえッ! ジャンばっかり構ってないで、俺の事もちゃんと見てよ!!」
 突然引き倒され、熱っぽい躯に組み敷かれてロイは目を丸くした。

ホーホケキョ?
2009年05月10日(日)
*鋼/UNDER/ロイハボでGO! 更新 
『Stay My Blue50』水瀬分、アップしました。
昨夜書きかけのまま寝ちゃったらしく、気がついたら朝でした(爆)。遅れてすいません。…しかし話がなかなか進まない…orz。墓参りするまでにどんだけ掛けてるんだ、自分!

拍手とコメント、ありがとうございますv 今週はSSの続きも上げますね。
昨日の夕方、6時頃だったかなあ…整骨院から帰ってきたばかりでへばっててぼーっとテレビ見てたんですが、何だか鳥の鳴き声がするんですよ。最初空耳かな?と思ったんだけど何度も繰り返すし、
「あれ?…鳥鳴いてる?……え?え?……ホケキョ?」
ホーホケキョって…ウグイスの声にしか聞こえない!
「テレビ?…違うよね?……DS?…ちょっと音消してみて!」
全部消したら、はっきり聞こえました。ベランダの方からウグイスの鳴き声が…! おいおいおい? もう 5月なんですが? 鶯って梅の季節じゃねえの?(梅の枝に鶯って図式がすぐ浮かぶから)。それより何より、この辺で鶯???
びっくりしました。さすがに4階のベランダにいたわけじゃなくて、どうもすぐ隣りの民家のこじんまりとした庭の繁みで鳴いていたようです。
どうもウグイスというと山に蕨取りに行った時に鳴き声だけ聞くことが多いので、街中にいたことにびっくり。あ、でも考えてみたら、蕨も出始めなので、時期的には今で正解なのかな? そう言えば梅の頃に聞いたことはありません。

【レプリカの夢6】
2009年05月08日 (金)
拍手とコメント、ありがとうございますv ぽちっと押して貰うと本当にエネルギーになるなあとこの頃とみに実感しています。この嬉しい気持ちを形にしてお返しし出来るように、ちまちまではありますがテキストを綴っていきたいと思います。
子ハボ、連休の余波で少し遅れていますが、今日明日中には続きを上げますのでもう少しお待ちください。


【レプリカの夢6】

 出勤してきたロイと目を合わせられなくて、ハボックは挨拶もそこそこにそそくさと訓練に向かった。本当なら遅出の上官に合わせていつもよりも二時間ほど遅く司令部に向かう筈だったのだが、今朝のハボックはロイを置いて一人で先に出てきてしまったのだ。
 マスタング邸から東方司令部まではそう遠くなかったから、走ればハボックの足なら三十分程で着く。汗で塗れたシャツを着替えてデスクに付いた頃、自分で車を運転してきたロイが大部屋に入ってきた。
「早いな、ハボック」
「 ─── 」
 送迎を放棄した護衛官を咎めもせずに平然と声を掛ける上官に、ハボックはますます居たたまれなくなった。
「俺、小隊の訓練ありますんで、失礼します」
「ああ」
 鷹揚に頷くロイの襟元に薄紅いキスマークを見つけて、かっと頭に血が上った。査定の近いロイは昨夜も遅くまで研究に没頭していたから、ずっと放っておかれたジャンがしびれを切らして朝食前に強請ったのだろう。さすがのロイも、地下の研究室ではジャンを抱こうとしなかったから。
「………っ」
“くそっ…っ。俺なんて、今朝はキスもして貰ってねえのにっ!”
 乱暴にドアを閉めて出ていくハボックに、大部屋のメンバーが驚いたように振り向いた。ここ二、三日彼と上官が妙にぎくしゃくしている事には気付いていたが、どうせいつもの痴話喧嘩 ─── 原因はロイの一方的なわがままや嫉妬がほとんどだった ─── だろうと放っておいたのだ。
「ハボの奴、どうかしたんですか?」
「ああ、何でもない。査定が近くてこのところあまり構ってやれなかったからな、溜まってるんだろう」
 気遣わしげに尋ねるブレダにしれっと答え、ロイは意味ありげに口の端を引き上げた。
「…はぁ、そっスか」
 聞くんじゃなかった ─── げんなりした表情で、ブレダは上官から目を逸らした。

“あ、れ……?”
 くらりと目眩がして、一瞬身体が宙に浮く。
「 ─── っ!」
 次の瞬間背中から思いっきりマットに叩きつけられ、ハボックは呻いた。
「た、隊長っ?!」
 投げた方の隊員が、驚いて倒れたままの上官に駆け寄った。10本やって10本とも取られるのが常の相手のあまりの手応えの無さに、逆に心配になったのだろう。
「あ、ああ…すまん。油断しちまった……」
 ハボックは何度か緩く首を振って立ち上がろうとしたが、上手く身体が動かない。
「あれ?……おかしいな…」
「…あんた、何やってんです?」
 あきれ顔の副官に引き寄せられ、彼はその場でたたらを踏んだ。額に押しつけられた大きな掌の冷たさ目を細める。
「やっぱり」
 ふらつく身体を支えた副隊長のレナードは、ため息を吐いて年下の上官の額を軽く小突いた。
「レン?」
「ひでえ熱だ。隊長がニックにこんなに簡単にやられるなんて、おかしいと思いましたよ」
「ねつ? 俺、熱なんてねえぞ?」
「自覚ねえ分、体調悪いっつの。今日はもう上がって、医務室でも仮眠室でも行って寝ててください」
「けど…」
「まだわかんないんスか? んなフラフラの状態のあんたがいると、迷惑なんですよ。皆の気が散って訓練にならねえでしょうが」
「 ─── 」
 恐る恐る見回すと、心配げに覗き込む部下達と目が合った。確かにこれでは足手まといになるばかりだろう。
「…すまん。」
 ぺこりと頭を下げて、ハボックはその場を後にした。

【レプリカの夢5】
2009年05月02日 (土)
*Index・Top/模様替え

取りあえず入口の画像だけ替えました。もう桜じゃ季節に合わないので…。
出かける前にもう一度書き込みできるかなあ…(汗)。

予定を変更して、明日から出掛ける事にしました。三泊もしたらうんざりなので(をい)、二泊で勘弁してください…。
そんなわけで今日は午後から県営プールに行ってきましたvv 去年の秋からずっと近くの小さいプールを利用していたので、久しぶりの大きいプールは気持ちよかったです。水深1.2mのプールを主に利用しているのですが、これくらいだと泳ぐのも歩くのも快適だなあ。
近場の施設は片側が水深1m、もう片側が1.4mで底にスロープが出来ている為、どうにも歩きにくい。そして泳いでいて1.4m側で足を付くとかなり深くてちょっと胸苦しい感じです…。どうせ高低差をつけるなら、コース毎に深さを変えて欲しかったなあ。


【レプリカの夢5】
(ログのサイトアップに伴い、R18部分は日記から削除しました)

「………ッ…!」
 ダイニングキッチンに居てさえ耳に飛び込んでくる濡れた嬌声に、ハボックは思わず両手で耳を塞いだ。きつく噛み締めた唇にうっすらと血が滲む。
 ハボック自身のレプリカでもあるジャンは、彼の上官に対する恋情と忠誠心をそのまま持って生まれてきたらしい。精神的なものだけでなく肉体的な情愛もそっくりそのまま写したジャンは、だがハボックと違って自分のその欲望を全く抑制しようとはしなかった。
 彼は司令部に付いて行くことが出来なかったから基本的に日中は邸で留守番という事になるのだが、それ以外は例え研究中でも常に恋い慕うロイの側に居たがり、昼夜を問わず濃厚なスキンシップを望んだ。甘え上手の猫のように気まぐれにロイの欲を煽り、辺り憚らず甘い善がり声を上げてセックスに耽溺するジャン ─── ロイもまた、強請られれば可能な限りそれに応えた。

 ジャンが目覚めて今日で三日目。ハボックはその間ずっと、独り階下の自室でまんじりともせず夜を過ごした。

【レプリカの夢4】
2009年05月01日 (金)
*鋼/UNDER/ロイハボでGO! 更新 
『Stay My Blue49』みつきさん分、アップされてますv
ちまちま綴ってきた子ハボですが、後二つばかりエピソードを消化したら(リレー二回分ではありません)一旦〆ようと思っています。それで終わりというわけではなく、カテゴリに「子ハボ2」を加えてそちらで新しい話を連載したいなとみつきさんと話してます。理由は二つで、ひとつは左メニューがとても長くなってしまったこと。もうひとつはお話の中の時間経過があるためです。カテゴリ名も子ハボじゃない方がいいのかなあ?(笑)。まあそれでもまだ十分小さいんですが。

拍手とコメント、ありがとうございます。いつもとても嬉しく拝見させていただいていますv resページに頂いたメッセージへの返信を載せました。裏のヒント請求のメールにも、4月末現在の分は全て返信しております。事故の場合もありますので、もし未着の場合にはお知らせください(請求条件を満たさないメールに関してはこちらからは返信しませんので、その点御了承ください)。

拍手SSですが、レプリカの方を書きたくなってそっちを優先したので、入れ替えは連休明けになるかと思います。ちょっとこの形式は無謀だったと反省…orz。やはり連載はコンテンツできちんとやらないと!(…と言いつつ日記でも続けていてすいません)。
それにしてももうGWか…連休、嫌いなんだよっ…! 仕事増えるばっかりで!(爆)。パソに張り付く時間が無くなる〜!!(そこか)。今年は誰かさんの真似をしてポメラを持ち歩こうかと思います(笑)。こそこそ打ち込んでやる!(あのキーボードまだ慣れないけど…)。


【レプリカの夢4】

「何で……?」
 満足げに頷く上官と自分そっくりの裸身が横たわる錬成陣を交互に見遣って、ジャン・ハボックは不安げに一歩後退った。一瞬前まで目鼻もろくになかった木偶人形は、今や血肉を備えた生身の青年と寸分違わぬ質感へと変化していた。その平らな胸が僅かではあるがゆっくりと上下している事に気付いて、ハボックは戦いた。ロイは人体錬成ではないと言うが、では目の前の自分そっくりの『これ』は何なのだ?
「 ─── 」
 呆然としているハボックの目の前で、『人形』がゆっくりと目を開けた ─── 明るい夏空を切り取ったような鮮やかなブルーの双眸が、真っ直ぐに虚空を見つめる。それは緩慢な動作で身を起こすと、薄暗い地下の実験室をビスクドールに嵌められたガラス玉のような眸で見回した。ひどく無機質で作り物めいた貌だった。
 金髪碧眼に抜けるような白い肌の『人形』は、モデルであるハボックのお人好しな性格と茫洋とした雰囲気が全く無い分、ぞくりとするような硬質な美しさを見る者に与える ─── 触れてはいけない何かに触れてしまったような居心地の悪さと後ろめたさ。
 ふと、『人形』の視線が止まった。ほんの僅か、何かを確かめるように虹彩が揺らめく。
 次の瞬間、その表情が一転した。ガラス玉だった眸に生気が宿り、作りものめいた口元が柔らかく綻んで笑みを形作る。
「 ─── 大佐!」
 飛び付いてきた裸身を抱き留めて、ロイは驚いたように呟いた。
「お前、私がわかるのか?」
「マスタング大佐でしょう? オレの一番大切な人のこと、わかんないわけないっしょ!」
「そうか」
 嬉しそうに頬を寄せる『彼』の身体は温かく、合わせた胸からは確かな鼓動が伝わってきた。目覚めた時の無表情とは打って変わって子供のように無邪気な笑みを浮かべて自分に懐く相手に、ロイの表情もつい柔らかくなる。
「それ……何なんですか?」
 ハボックはそんな二人を見つめながら小さく呟いた。両脇でぎゅっと握り締めた拳が微かに震えている。
「レプリカだよ、ハボック」
 ロイはそんな部下の不安に気付く事なく、楽しげに質問に答えた。
「レプリカ?」
「ああ。ベースとなる木偶人形にお前のDNA情報を掛け合わせてバイオタイプに錬成したんだが、どうやら上手く行き過ぎておまえの記憶や感情の一部までコピーされてしまったらしい。レプリカは基本的に生物では無いのだが、随分と人間くさく仕上がってしまったようだな」
「……そん、な…」
「ひでえ。そんな呼び方しないでよ、大佐」
 拗ねたように上目遣いで抗議するレプリカの肩に脱いだ上着を着せ掛けながら、ロイは愛しげに笑った。
「そうだな、折角だから名前で呼ぶことにしよう。ハボックでは紛らわしいから ─── ジャンでどうだ?」
「ジャン………」
 彼は頬を上気させ、うっとりと自分を創り上げた錬金術師に貰った名前を繰り返した。
「…もう一回呼んで?」
「ジャン」
「 ─── たいさっ!」
「んんっ?!」
 いきなりぎゅっとしがみ付いて熱い唇を押し付けてきたレプリカに、ロイは目を白黒させる。
「大佐大好きッ!」
「…ちょっ…待て……ジャン!」
「やだッ…キスしたい」
 絡み付く舌の熱さと柔らかさにロイの息が乱れた。一方的なキスはすぐに互いの吐息を奪い合う深い口付けに変わり、艶かしい水音と粗い息遣いが研究室の剥き出しの壁や床に跳ね返ってハボックの耳朶を打った。
「……っ」
 居たたまれなくなって彼はひとり地下室を飛び出した。

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